JARLの新しいアワード 『135kHz賞』、『475kHz賞』、および幾つかの従来アワードでこれらのバンド特記番号が付与される事が今月1日から受付が始まっています。 外国からも申請可能です。 詳細はJARLのサイトをご覧ください。
http://www.jarl.org/Japanese/1_Tanoshimo/1-2_Award/Award_Main.htm
現行のTurbo HAMLOG/Win Ver5.25 では普通にこれらの周波数(MHz単位)をFreq欄に書き込む事は出来ますが、困った事にこれらの周波数は『バンド』として認識されませんのでログの管理やアワード集計などが通常のバンドに比べて困難です。
そこで、苦肉の策で『使い方の工夫』により何とか通常のバンドに近い方法でこれらの周波数をHamlogで使える様にしましたので、ご参考までにご報告させて頂きます。
1.バンド設定
幸運にも私は1200MHz及びそれ以上のバンドを運用しませんので、Hamlog上でそれらを 135kHz 及び 475kHz に割り当てます。 私の例では 135kHzを1200MHz 及び 475kHzを2400MHz に割り当てました。
135kHzではFreq欄に12と記入する事で1200MHzバンド扱いに、 475kHzでは同じく240と記入する事で2400MHzバンド扱いになります。 検索ではFreqを12とすれば135kHzバンドのQSOレコードが、同じく240とすれば 475kHzバンドのQSOレコードが、各々検索されます。
2.QSL印刷
Freq欄に12とか240と記入されていますので、QSL印刷ではそれを読み替えて印刷する必要があります。 その為のQSL定義方法の一つを参考までに下記に示します。
この二つの処理で新バンドも従来バンドに近い方法で扱う事が出来ました、つまり各々の新バンドを1200MHzバンド又は2400MHzバンドとしてHamlog上で扱う事になります。 欠点と言えば周波数の細かい桁までは記入できませんが、私は従来から同様なシンプルな記述ですので不満は有りません。
? Freq 13 ;1200MHz->135kHz Band
#Print 610, 390, "0.136" ; Freq 135kHz Band
? Freq 14 ;2400MHz->475kHz Band
#Print 610, 390, "0.475" ; Freq 475kHz Band
? Freq 13 ;1200MHz->135kHz Band
#Goto *10
? Freq 14 ;2400MHz->475kHz Band
#Goto *10
#Print 610, 390, "!F5" ; 通常バンドの場合の Freq
*10